こんにちは!部屋の面積のほとんどを古着が占めている、LYL.FASHIONのHiroyukiです。 今回は スカジャン が主役の記事を前後編に分けてお届けします! 前編では、スカジャンの歴史を掘り下げていこうと思います。 スカジャンは何かと怖い人が着ていると言う偏見を持たれがちなジャンパーですが(わたしだけですか?)、ストーリーと歴史のある深いファッションアイテムなんですよ。 何より、今アツい柄シャツ&スラックスにげきハマりする(サイジングが重要です!)ネクストホットアイテムです! それでは、いってみましょう! 1. スカジャンってなんの略? さて、そもそも皆さんはスカジャンの正式名称をご存知でしょうか? ご存知の方も多いかもしれませんね。 そうです、「横須賀ジャンパー」が正式名称で、日本生まれの洋服なんですね。 どおりで、刺繍などが日本的柄や文字のものが多い訳です。 ちなみに別名もあって、「スーべニールジャケット」とも呼んだりします。 souvenir(スーべニール)=(旅行・場所・出来事などの思い出となるような)記念品、みやげ ん? 記念品?みやげ?どゆ事? その答えはスカジャンの歴史に隠されているんです。 2. スカジャンの歴史は深い ここからは、スカジャンの深い深い歴史のお話をしましょう。 時代は遡り、舞台は1940年代後半の東京銀座。 当時の日本は、第二次世界大戦の敗戦直後で疲弊しきっていたことから、国民はそれぞれが生きていくためのお金を稼ぐ知恵を絞らなければならない状況でした。 そんな状況下で、当時多くの米兵が駐留していることに目をつけた銀座の露店店主が、当時アメリカ人に好まれていたスタジャンをデザインリソースとして誕生させたのがこの『スカジャン』なんです。...
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古着好きなファッショニスタの皆さんも、そうでない人も、こんにちは。LYL.FASHIONのDiceです。 今回は、恐らくLYL.FASHIONのお客様やファッションピーポーな方々には興味のないお話になりそうですが、もしかすると、同業の古着屋さんやネットショップな皆さん、またはこれからネットショップでファッションアイテムを販売したいと思っている方に何らかお役に立てる内容かもしれませんので、よろしければお付き合いください。 ネットショップのコストは決して安くない。 「実店舗は固定費や広告費がかかるからネットショップの方が手軽にスタートできる」 このようによく言われていますが、固定費や広告費は金額に違いはあれどネットショップも同様です。 実店舗に無くてネットショップに重くのしかかるコストの一つが、ササゲ作業と言われる、商品をネット上で販売するための「(サ)撮影」「(サ)採寸」「(ゲ)原稿(コメントや商品情報などのテキスト)」にかかる作業費です。 実店舗であれば、入荷した商品を棚に並べればすぐに販売できますが、ネットショップでは上記した情報をネット上にアップロードして商品ページにしない限り、販売以前にお客様に商品をご覧いただくことができません。 さらに、商品を煩雑に散らかした状態で販売している実店舗では買い物したくないですよね? 同様に、写真も商品情報もテキトーなネットショップで買い物するのは不安ですよね? 特にネットショップでは実物の商品を試着できないこともあって、写真もサイズなどの情報も綺麗で分かり易くあることが求められます。 参考:どんな画像が売上につながる?ECサイト商品画像に必要な要素とは[翔泳社 ECzine 記事] そのためのササゲ作業が、実はファッション商材を販売するネットショップにはかなりの重労働 = 高コストなんです。 あくまで目安ではありますが、 ・商品撮影(写真5枚) = 5分・撮影した写真の加工 = 10分・採寸 = 3分・各種情報の入力...
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こんにちは! 三度の飯より古着が好きなLYL.FASHIONのHiroyukiです。 さて、まだまだ寒い日が続きますが、今回はそんな日本で大活躍の「バルマカーンコート」についてお話していきます。 1. バルマカーンコートって? 皆さんは「バルマカーンコート」と聞いて、アイテムのイメージが浮かぶでしょうか? 『バルマカーン??え、なにそれ新しいモビルスーツ?』 いえいえ、意外にこの呼び方は日本では馴染みがないのですが、実は皆さんよくご存知の... これです! そう、一般的には「ステンカラーコート」と呼ばれていますね。 ただ、皆さんに馴染み深い「ステンカラーコート」という呼び方は、実は和製英語なんです。 同様にアメリカやイギリスでもバルマカーンコートと呼ぶ習慣はあまり無く、単にコートと呼んだり、トップコートやレインコート、マックコートなどと呼んでいて様々なんです。 正式名称は意外とどこでも浸透していないんですね... (余談ですが、バルマカーンコートによく見られるラグランスリーブのディテールは、手を負傷した軍の兵士が着脱しやすくするために導入されたのが始まりなんです。こういった歴史を知ると何気無く着ている服も愛着が出てきますよね。古着ウンチク大好き!) 次は、そんなバルマカーンコートのブランド紹介へ進みましょう! 2. バルマカーンコートのブランド紹介 言うに及ばず、世界の三大コートブランドと言えば ・「BURBERRY(バーバリー)」 ・「MACKINTOSH(マッキントッシュ)」 ・「Aquascutum(アクアスキュータム)」 と言われています。 「BURBERRY(バーバリー)」や「MACKINTOSH(マッキントッシュ)」はご存知の方も多いと思いますが、「Aquascutum(アクアスキュータム)」って三大コートブランドの一角にもかかわらず、上記2ブランドと比べて意外と知られていない印象です。 街で誰もが来てるTHE流行を避けてこそのオシャレというアイデンティティーのLYL.FASHIONとしては、燻銀の光彩を放つ通好みの「Aquascutum(アクアスキュータム)」と、コートメインのブランドではないながらもトラッドなシルエットが美しい「PENDLETON(ペンドルトン)」から、特にオススメのバルマカーンコート2点をご紹介します。 ①Aquascutum(アクアスキュータム) まず一つ目は、三大コートブランドの一角、Aquascutum(アクアスキュータム)です。 1851年にイギリスのロンドンで創業。世界で初めて防水のウール生地を開発したブランドとして知られ、ラテン語で「水の盾」を意味するAquascutumがブランド名の由来になっています。 技術によってコート界の最前線を走るアクアスキュータムの魅力は、何と言ってもバーバリーやマッキントッシュと肩を並べる品質の高さと、バーバリーなどのIラインシルエットのコートとは異なった、美しいAラインシルエットにあります。 そして実際に着こなしてみると... (このブリティッシュで上品な雰囲気がたまりません。)...
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こんにちは! 「ちょっと古着屋いかない?」が口癖なLYL.FASHION StylistのHiroyuki Fujiwaraです。 さて、今回は古着の中でも根強い人気のあるミリタリーのお話ですが、その中でもヨーロッパのミリタリー、いわゆるユーロミリタリーに焦点を絞りました! そして、後半ではこれから価値の上がる今狙い目のアイテムを教えちゃいます。。。(タイトルがネタバレになってしまっているのはご愛嬌。) では、 「なぜユーロミリタリーが注目されるようになったの?」 この話題からスタートしましょう。 1. ユーロミリタリー人気とフランス軍M47パンツ まず、ユーロミリタリーの人気の火付け役と言ってもいいアイテムをみなさんはご存知でしょうか? 古着がお好きな方ならご存知かもしれませんが、古着界のスター街道を今も突っ走るフランス軍の名作パンツで、名前を「M47」と言います。 <出典先サイト→『BRUT』様> (こんなのです。素敵ですね。) そして名作と呼ばれる由縁には、M47の洗練されたデザインとさすがフランス製と言うべき縫製の高さにあります。 それを裏付けるような出来事として、90年代に絶大な影響力があったデザイナーの一人であるマルタンマルジェラが、このパンツの縫製の良さをアピールするためにランウェイでひっくり返した状態のM47をモデルに履かせたなんて歴史もあるぐらい。。。 そして今では様々なブランドが高く評価し、M47をサンプリングしたものがカーゴパンツとして発表されています。そこから徐々にユーロミリタリーの注目に繋がったのですね。(ちなみに全くの余談ですが、日本では宇多田ヒカル本人が「Automatic」のMVでこのM47を履いていたことが、当時密かに話題になりました。) そんなM47をすごい!欲しい!と思った方に悲しいお知らせです。実はこのM47には一つだけ欠点があるんです。それは。。。 ((((値段が高すぎる!!!!!!)))) なんと日本人のための小さなサイズで、かつ綺麗なものだと中古相場で3万円は超えてきます。 数も限られ、とっても人気なアイテムですから、当然っちゃ当然ですが。。。 「じゃあユーロミリタリーって高いの?」 いえいえ、そんなことはありません。 実は、今ならまだクオリティーも一級品でお手頃に買える狙い目のユーロミリタリーがあるんです。。。 それはズバリ『イタリア軍』のミリタリーアイテムです! 2. 狙い目はイタリア軍!〜おすすめなイタリア軍のアイテム紹介〜...
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古着の楽しみの一つって、”探し当てること”ですよね?アンティーク、ヴィンテージ、そして今、ネクストヴィンテージが密かに注目され始めています。今回はネクストヴィンテージについて、掘り下げてみました!
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誰かの特定の意図で作られたトレンドを大量コピペしたようなファッションが溢れる街、街、街。それに無自覚で踊らされ、SNSで拡散することが、更に誰かの不幸を増幅する構造。
オシャレしたいんじゃなくて、周囲と同じでいたいってだけなのでは?
同一性とファッションって、本来対極だよね?少なくともライフスタイルの中でファッションが占める割合が大きい僕らだけでも、自分の”人生”を生きるスタイルを貫けば、色んなことが良くなると思う。
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