こんにちは!
一度古着屋に入ってしまうと、3時間は抜け出せなくなるLYL.FASHIONのhiroyukiです。
今回は、古着の定番アイテムであるスラックスを題材として、生地の『織り方』について解説しようと思います!
とはいえ、スラックスの生地の織り方はたった“2つ”の種類しかないって知ってました?
それでは、いってみましょう!
平織り(タフタ)
(Vintage スラックス/無地 - 000001-84778)
まずは、『平織り』です。
画像からもわかる通り、たて糸とよこ糸が一本ずつ交差して織られる生地のことで、「タフタ」とも呼ばれます。
メリット
左右対称な簡単な組織である為、通気性が良く、着た時に蒸れることがありません。また、摩擦に強く、頑丈かつ丈夫な特性もあります。
デメリット
平面的な織り方である為、厚地に出来ず、風合いも少し固くなります。
平織りのスラックスの着用時には、軽やかかつクラシックな印象を与える効果があり、スラックスの他には、シャツやストール・ショールなどによく使われますね!
綾織り(ツイル)
(Vintage スラックス/無地 - 000001-48010)
次は、『綾織り』です。
「斜文織り」や「ツイル」とも呼ばれ、平織りのようなたて糸とよこ糸が交互に交わる織り方ではなく、たて糸が複数のよこ糸をまたぎ、ずらして織られています。
メリット
伸縮性に優れ、シワがよりにくい為、風合いも柔らかなものになります。
また、糸が交差する点が少ない為、ツヤのある生地に仕上がるのも特徴です。
デメリット
平織りに比べて摩擦に弱く、耐久に劣ります。
綾織りのスラックスの着用時には、風合いの柔らかさから綺麗なドレープが生まれ、ドレッシーな雰囲気のシルエットとなります。
平織りと比べると耐久力が低い綾織りですが、糸の密度を高くすることで厚手の生地を織ることができる為、スラックスの他には、デニム生地やチノパンに使われていますね!
余談ですが、実はスラックスに限らずとなれば、もう1つ代表的な『繻子織り』というものがあります。
繻子織りは、たて糸とよこ糸が共に5本ずつで織られている生地で、サテンとも呼ばれます。
肌触りが良く滑らかな生地に仕上がる為、代表的な使われ方としてスーツの裏地がありますね!
そしてこの繻子織りを含めた、『平織り』『綾織り』『繻子織り』は生地の三原組織と名付けられてます。
個人的にはスラックスは古着でセレクトするのがお勧めです。
テーパード&アンクル丈の流行りのスタイルは街に溢れかえっているせいか、昔ながらのズドンと大きめのタック入りスラックスが作る縦に美しいラインは新鮮味があります。
キレイ目なスタイルにも、トップスにトレーナーなどのカジュアルなアイテムを持ってきても、人とはちょっと違う個性を醸し出せますね。
何より、全て一点モノなので、人と被るリスクがかなり低いのが嬉しい!
最後に、そんな古着スラックスで組んだコーディネートを紹介します!
COMME des GARÇONS のジャケットにチェックのスラックス。
こちらは丈に向かってストレートにストンと落ちるラインがキレイです。
大きめチェックが特徴の極太ストレートスラックス。マルチカラーからブルーをピックアップして、同系色のジャケット&セーター(これもCOMME des GARÇONS...)でまとめました。
こうして各アイテムの色で統一感を出すと、明るい色味でも派手な印象にならず、やり過ぎない絶妙なバランスでまとまるので、色もコーディネートの参考にしてみてくださいね!
続いては、少しツヤ感のあるシックなチェックスラックス。
オーソドックスな形はこのコーディネートのようにミリタリーに合わせてもオシャレです!
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今回はスラックスの織り方による特性と違いをお話ししました。
スラックスを選ぶ際、シーズンや用途、出したいシルエットによって、スラックスの織り方もポイントにして見てみてはいかがでしょうか。
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