こんにちは!
外出自粛中は、部屋の鏡の前をランウェイに私服ファッションショーを開催しているLYL.FASHIONのhiroyukiです。
さて、LYL.FASHIONでも力を入れているミリタリー。
以前のブログでも触れましたが、実は多くの有名なファッションブランドも本物のミリタリーウェアを参考にして(サンプリングして)新作をデザインしたりしています。
どんなに流行が移り変わっても、必ずと言って良いほど毎年多くのブランドがミリタリーテイストなアイテムを発表していることからも、その人気は不動のものがあります。
ただ本物のミリタリーウェアは、つまるところ軍服ですので、ディテール一つ一つに機能的な意味があります。
しかしファッションアイテムとしても既に定着して久しいミリタリーウェアの各特徴部は、本物の軍人さんかサバゲー好きな方以外にとっては、デザインの一部という認識でしょう。
そこで、今回は、ミリタリー古着によく見られる代表的な3つのディテールについてお話していこうと思います。
知らないより知っている方が、ポリシーが感じられてカッコ良いですもんね!
それでは、今日もファッショントリビア、いってみましょう!
①カーキ色
(Military ミリタリージャケット - 000004-15400)
まずは、ミリタリー古着といえばこの色!
いわゆる『カーキ色』です。
このカーキ色には、ミリタリー古着に使われる機能的な理由が2つあるんです。
1つ目は、戦闘の際のカモフラージュに適していた事!
戦闘において、敵に発見されない事は最重要項目と言えますからね。
これは恐らく、みなさんの想像通り。
ただ、カーキ(Khaki)の語源までは中々知っている人が少ないのでは?
実は、ヒンドゥー語の「土埃」、「土色」から来ているんです。
…んん??
なんでカーキ色という名前にヒンドゥー語が使われているの??
それはカーキ色の歴史に触れた以前のブログ「【チノパンのチノとは?】カジュアルコーデに欠かせない『チノパン』を大解剖!」で詳しくお話していますので、合わせてお読み下さい。
2つ目は、生々しい話ですが戦闘で出血をした際、血がカーキ色と混ざり黒みがかった赤に見えることで、兵士が血を見てパニックを起こしにくい事です。
これは、第二次アフガン戦争(1878〜1881年)の兵士に向けたテストにより、認められた利点なんだそう。。。
まあ、おしゃれとして着るぶんには無縁(でありたい...)なシチュエーションですが。。。
②フラップポケット
(Military ミリタリージャケット - 000003-30693)
続いては、ミリタリー古着のほとんどに見られるディテール、『フラップポケット』です。
フラップは雨蓋の意味で、手榴弾などの危険な装備類を雨や埃から守る役割があります。
いざという時に誤作動、あってはならない事ですよね。
ちなみに、写真のフラップポケットのような、マチを確保する為に縦に折り込んだ形状のものも多く存在し、これも手榴弾などの装備品が出し入れしやすくなるように工夫されたデザインなんです。
③エポーレット
(Military ミリタリージャケット - 000003-14992)
最後は、ミリタリー古着によく見られるディテールの中では最も特徴的であると言える『エポーレット』(肩章やエポレットと表される事もあります)です。
肩にそって付くバンド状のパーツのことですね!
現在は、制服や礼服などの肩の部分に官職や階級を示す為に使われたりしていますが、元々の理由としては銃や双眼鏡を下げる為にありました。
これは、18世紀中期(1740年〜60年)にイギリス陸軍が考案したそうです。
また、戦闘で仲間が倒れた際にはエポーレットを引っ張る、といった用途もあったそうです。(これは噂ですが…笑)
ミリタリーと古着MIX
では、そんなミリタリーアイテムと古着のコーディネートをいくつかご紹介します。
(Military ミリタリージャケット - 000003-14992)
こちらはカーキのミリタリーシャツを主役に同系色で合わせたコーデ。
こういうコーデのポイントはサイズ感。少し大きめのゆったりサイズがオススメです。どっしりと太めのチノパンが足下に向けて広がるラインを出しています。
あとは、各アイテムもそうですが意外と髪型や靴もポイントなんですよね。
靴はあえてドレッシーなアイテムを持ってきても良いでしょう。
(Vintage ミリタリージャケット - 000001-55040)
こちらはメンズだけでなくレディースでも流行っているミリタリーライナージャケット。中をTシャツにして夏前まで切れちゃう超優れもの。ボトムにチェックのスラックスパンツを合わせました。
ミリタリーにチェック柄のスラックス、この両極端なアイテムの組み合わせは個人的にめちゃくちゃオススメです!
靴はマルタンマルジェラのブーツを合わせましたが、スタンスミスなどのローテクスニーカーでも相性良しです。
超お気に入りアイテムのミリタリーライナージャケット。もう少しカジュアルなコーデも見てみましょう。
(Remaked Vintage ミリタリージャケット - 000001-49404)
次は先ほどのものよりもう少し濃い色味のライナージャケットを、シンプルにヘンリーネックTシャツとデニムでコーディネート。
まぁ、合わない訳がないです。この組み合わせ。。。
ただこのパターンには、個人的には足下をドレッシーな靴にして、全体の印象を引き締めてあげるのがオススメです。
(Military ミリタリージャケット - 000003-21499)
最後に、以前のブログでも取り上げたユーロミリタリーのジャケット。
ミリタリー + キレイ目 がオススメな私的には、無地のスラックスとシャツを合わせました。
こうしたベーシックなミリタリージャケットには、単純にジーンズにさっと羽織っても良いのですが、やっぱり人と違うこだわり感を出したい私としては、スラックスがオススメ。勿論、スラックスは少し大きめのサイズをドカッと履くのをオススメします。
今回は、ミリタリー古着によく見られる代表的な3つのディテールと、ミリタリーアイテムを使ったコーディネートついてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか?
LYL.FASHIONでは、デザインがかっこいいだけでなく、ディテール一つ一つに意味がたっぷり詰まったミリタリー古着を多く取り揃えています。
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